髪が薄いと老けて見えてしまうことや、ヘアアレンジがしにくくてお洒落を楽しめなくなってしまいますよね。
せっかく頭皮や髪に優しいシャンプーや高い育毛剤を使っていても、髪が育つ環境が整っていなければあまり意味がありません。
健康的な髪を育てる為に必要なものは、タンパク質、ビタミン、ミネラル、良質の睡眠です。
髪の約99%がタンパク質から出来ています。
だからといってタンパク質だけを摂取すれば良いというものでもありません。
口から入った飲食物は消化分解、再構築の必要があります。
栄養素に注目しましょう。
ビタミンB2は細胞の代謝を助ける作用を持つビタミンです。
ビタミンB6はタンパク質の吸収を助け、髪の主成分のケラチンタンパク質を作るのに使われます。
葉酸はタンパク質の吸収を助け、肌の質を整える作用があります。
ビタミンCには高い抗酸化作用で頭皮や髪を劣化から守り、コラーゲンの生成を助けることから、頭皮の乾燥を防ぎ、抜け毛予防や健康的な髪の育成に効果があります。
ビタミンEには血行促進・抗酸化作用・抗炎症作用があるため、積極的に摂りたい栄養素です。
そして、栄養素を無駄にしないようにしましょう。
せっかく摂った栄養素も、頭皮や髪に届く前に消費されてしまっては意味がありません。
ストレス、暴飲暴食、喫煙、過労はビタミン類を大量消費してしまうので、生活習慣の見直しをするか、多めの摂取を心掛けましょう。
ただし、ビタミンEと葉酸には過剰症があるので、サプリメント等で補う際には注意が必要です。
細胞の修復や生成は、主に熟睡中の成長ホルモンの分泌量の多い時に行われますが、体内に入った栄養素は、生命維持や活動など、生きていく上で必要不可欠な事に優先的に使われます。
そのため無くても命には別条のない髪の優先度はかなり低くなっています。
髪の育成まで行われるだけの良質の睡眠を取るようにしましょう。
就寝前に飲食をすると、消化の為に血液が胃に集中してしまい、せっかくの栄養素も頭皮まで届きにくくなってしまいます。
消化には非常に多くのエネルギーが消費されます。
満腹状態は安眠の妨げにもなるので、早めに夕食を済ませるか、消化の良い物を腹八分程度に留め、夜間の消化器系統への負担を減らしましょう。
薄毛対策に頭皮や髪に良いシャンプーや育毛剤の使用や保湿を心掛けるのも良いのですが、より効果を得るためには、健康的な髪が育つ環境を整えるためにビタミン類の摂取と良質な睡眠を取り、ストレスや疲労の軽減、禁煙、節度ある飲食を心掛けましょう。