洗髪後に排水溝に残る抜け毛の量を見て、このままハゲてしまうのではないかと心配になる事ってありますよね。
個人差はあるものの、ヘアサイクルの都合上、人の髪は毎日50~100本程度は勝手に抜け落ちるようにできています。
そして季節の変わり目や秋口には、抜け毛の本数も増える傾向にあるようです。
毎日勝手に抜ける髪の約70%は、シャンプーの時に抜け落ちます。
そのためシャンプーが合っていないのではないかと思いがちですが、実は髪は死んでしまってからも2週間程は頭皮にへばりついているのです。
つまり、どんなに髪や頭皮に良いシャンプーを使っていても、抜ける時には抜けてしまうものなのです。
一時的に抜け毛の本数が増えたとしても、ヘアサイクルが正常な状態であるならば、新しい髪が生えて来るので問題はないのですが、生えるよりも抜けるペースの方が早いようでは頭皮か髪に何らかの問題が発生している証拠ですので対策が必要です。
女性にとって髪は大事な存在ですので、原因を特定し、必要以上に髪が抜けてしまうのを防がないといけません。
まずはじっくりと抜けた髪の根元を確認してみましょう。
まず、太さは均一ですか?
そして、根元に脂肪の塊が付いていませんか?
さらに、根元が捩じれたり波打ったりしていませんか?
抜け毛の根元が細いのは、髪の成長や育成の為の栄養が不足している状態です。
偏食や過度なダイエットによる栄養不足か、血行不良により毛根まで栄養が届いていない可能性があります。
タンパク質とビタミンB群、亜鉛、ビタミンC、ビタミンEを積極的に補い、保存料や添加物の多い加工食品はできるだけ減らすように心がけましょう。
また、肩や頭皮のコリをほぐし、血流を良くするようにしましょう。
根元に脂肪が付いているのは、皮脂の過剰分泌が起こっているか、シャンプーの仕方が悪くて皮脂汚れが残っている状態です。
ストレスや睡眠不足の解消、脂肪過多な食事の改善、正しいシャンプーを行うようにし、毛根に皮脂汚れが溜まらないようにしましょう。
根元が変形しているのは、強すぎるシャンプーを使っていることやすすぎが不十分でフケが出ている方に多い状態で、フケが毛穴に詰まり、髪に必要な栄養が届きにくくなっている状態です。
頭皮に優しいシャンプーを使用し、すすぎ残しが無いように注意しましょう。
また、頭皮が炎症を起こしている可能性が高いため、炎症を抑える成分が配合されているシャンプーやローションを使用し、抗炎症作用もある柑橘類や緑黄色野菜、サーモン、海草類を摂るのも効果的です。
大事な髪を守るためには正しいヘアケアを行い、ヘアサイクルを整え、薄毛の予防と改善を目指しましょう。