頭髪の問題というと男性の問題と思っている人も多いのではないでしょうか。
私もかつてはその一人で、髪を無茶苦茶に染めるなど余程の事でもない限り女性で髪が薄くなるなんてことはないと思っていました。
もちろん、お年寄りで薄毛に苦しんでいるという人の話はインターネットやテレビなどで時々目にしていましたが、あくまで老後の問題であり今の自分には関係ないとほとんど気にもしていませんでした。
そんな私が自分の無知を思い知らされたのは私が社会人になって数年経ったころで、その頃私は非常に忙しい部署に配属されていて深夜近い残業も多く心身共に疲れ果てていました。
最初に出た頭髪の異変は白髪の増加で、これまで白髪というものがほとんど出なかった私にとってはこの時点でショックな出来事でした。
しかし、あくまで白髪が増えたというだけだったので自分も歳をとったのだと落胆はしたものの、特にそれが大きな問題であるとはその時は考えませんでした。
それから一年ぐらい経過する頃に頭髪の量が目に見えて減少しているのが分かり、初めて事の重大さを認知しました。
もちろん、すぐに過労とストレスだという事が原因だろうと思いましたが、髪が薄くなってきたので部署を変わりたいなどとは到底言えず、他にどうにかケアする方法がないかを模索し始めました。
最初に行ったのはシャンプーを頭皮に負担が少ないという効能が謳われている商品に変更する事で、これと併せて頭皮マッサージなども行いました。
それ以上の進行はストップさせる事ができたものの、頭髪の量は全く改善せずどうしたものかと悩んでいた時に目にしたのが薄毛は皮膚科に行くと良いという事を説明しているTV番組でした。
その番組では男性について解説していたので女性の私にも効果があるか不安だったのですが、駄目元で行くだけ行ってみようと決心して皮膚科を訪れました。
皮膚科での診断結果は、びまん性脱毛症という症状でした。
先生の話ですと、やはりストレスが要因となっているという解説を受け、仕事上今はストレスをどうしようもないという事を伝えると、それならば内服薬を服用しつつ注射で頭皮に栄養を与えていくという治療方針を提案されました。
その治療法を行い始めてから今では数年になりますが、頭髪の量は一番酷い時と比較するとすごい回復量で、皮膚科に行ってみてよかったです。
最近忙しい部署を離れることができたので、これからもっと回復してくれないかと楽しみにしているところです。