それぞれの原因と症状が違うので、正しい知識をもって対処することが脱毛症を解消させるためにはとても大切なことです。
女性男性型脱毛症はAGAの女性版です。
FAGAといわれることもあります。
女性も男性ホルモンを分泌していて、閉経を迎えると女性ホルモンが減り男性ホルモンが優位にたってきて脱毛症になります。
女性ホルモンにはコラーゲンの生成をサポートする働きがあり、女性ホルモンが減少することで頭皮が乾燥することも女性男性型脱毛症の原因です。
ピルの服用や出産後は女性ホルモン周期が変わって、女性男性型脱毛症になることがあります。
出産後の場合は時間が経てば女性ホルモンのバランスが整って脱毛症も改善します。
男性ホルモンが優位になっている場合は、サプリメントの利用で解消することが期待できます。
イソフラボンやエクオールなど女性ホルモンの働きをサポートするサプリメントがおすすめです。
円形脱毛症はコインのような円形に脱毛する症状です。
自己免疫疾患、内分泌障害、自律神経障害など様々な原因が考えられていますが、原因ははっきりしていません。
今のところ、自己免疫疾患ではないかといわれています。
免疫には細菌やウイルスを攻撃する働きがありますが、自己免疫疾患では毛包を攻撃してしまい、毛包が休止状態になって髪の成長がストップします。
このような状態がなぜ起こるのかは、はっきりしていません。
対策としてはバランスの良い食事をしてマッサージで頭皮の血流を良くします。
バランスの良い食事を毎日考えて作るのは大変だと思います。
近年の作物は栄養価が下がっているので、サプリメントで不足する栄養を補いましょう。
髪はケラチンというタンパク質の一種でできていて、女性はタンパク質が不足しがちなので、アミノ酸のサプリメントがおすすめです。
マルチビタミン・ミネラルのサプリメントは体のバランスを整えてくれます。
カプサイシンは血行を良くします。
乾燥してフケが毛穴をふさいでしまうひこう性脱毛症や皮脂が毛穴をふさいで頭皮が炎症を起こす脂漏性脱毛症などもあります。
どの脱毛症もタンパク質を摂って髪の原料を補うことが大切です。
女性は毎月生理があるので鉄分不足で貧血になりやすいです。
鉄分は髪の成長や抗酸化にかかわっていて、不足すると脱毛症の原因になることがあります。
鉄分は吸収率が悪いため食事からの摂取だけでは不足しやすいので、サプリメントの利用を考えてみましょう。