産後に抜け毛が増えるのは、ホルモンバランスの崩れが関係しています。
女性ホルモンには髪の成長期を長くすることや、健康な髪を育てる働きがあるのですが、女性ホルモンのバランスが崩れる産後はこのような働きが低下して抜け毛が増えるようになります。
女性ホルモンは頭皮にも影響を与えます。
産後は頭皮環境が乱れやすく、フケやかゆみの症状が出ることや、頭皮環境の乱れによる抜け毛になることもあります。
抜け毛が気になるときは、紫外線、シャンプー、カラーなどによる頭皮と髪にダメージを抑えて抜け毛予防をします。
しかし、おしゃれもしたいのでカラーをしたいですよね。
産後の抜け毛が気になる時期にカラーをしても良いのでしょうか。
ヘアカラーは一旦キューティクルを開いて色素を抜いてから色を入れています。
キューティクルを開く薬剤や染めるための薬剤はかぶれや炎症を起こすことがあり、肌がデリケートになっている産後は使用を控えた方が良いです。
カラーを使用すると抜け毛が増えるだけでなく、抜け毛の回復が遅れる可能性もあります。
産後の抜け毛はしばらくすれば治まるのですが、カラーを使用すると産後からだいぶ経っても抜け毛が減らず地肌が目立つようになることも考えられます。
赤ちゃんへの影響も心配です。
赤ちゃんは臭いに敏感でカラーの臭いを嫌がり、ママのことを避けることがあります。
カラーをしっかり洗い流したつもりでも髪や皮膚などに残っていて、下を向いたときに髪が赤ちゃんにかかって付着する可能性もあります。
赤ちゃんの健康のことを考え、フサフサの髪を取り戻したいなら、抜け毛が気になる時期はカラーを行わないようにしましょう。
どうしても染めたい場合は美容院で部分染めをしてもらいましょう。
美容院は頭皮や髪の影響を考えながら染めてくれるので、自分で染めるよりダメージが少ないです。
トリートメントで染めるという方法もあります。
トリートメントタイプの白髪染めは、頭皮と髪に優しい成分を配合しています。
ヘアカラーのようなダメージを与える成分を使用していないので、産後でも使える製品があります。
普段使っているトリートメントと変えるだけ、お風呂で使用できます。
1回の使用ですべてがきれいに染まるものではありませんが、使い続けていると根本からきれいに染まります。
トリートメントタイプを選ぶときは無添加なことと産後や授乳中でも使用できることを確かめてください。