髪を作るにはさまざなま栄養が必要なので、食事バランスが悪いとと薄毛や抜け毛のトラブルが出てきます。
ダイエットを気にする女性は偏った食事をしていることが珍しくなく、栄養不足に結果抜け毛になっている可能性があります。
育毛剤などで対策するのも大切ですが、抜け毛の対策には食べ物を見直すことも重要です。
髪は18種類のアミノ酸から構成されるケラチンというタンパク質の一種で作られています。
体内で合成できない9種類の必須アミノ酸があり、毎日食べ物から摂取する必要があります。
肉・魚・大豆などタンパク質が豊富な食品が不足すると、髪の原料が不足しています。
女性はタンパク質を控えがちなので、意識して摂るようにしましょう。
飽和脂肪酸の摂りすぎは皮脂の分泌を促して毛穴つまりの原因となり抜け毛を増やすので、肉など飽和脂肪酸が多い食品ばかり食べず、魚や大豆製品などからもタンパク質を摂取してください。
抜け毛を予防し髪の成長を助けるのが亜鉛です。
普通に食事をしていれば不足することはありませんが、無理なダイエット、偏った食事、玄米をよく食べる、加工食品の摂取が多いと不足することがあります。
玄米で不足するのはフィチン酸が関係しています。
フィチン酸が亜鉛の吸収を阻害するのです。
健康志向の方は玄米を食べていることがあるので注意が必要です。
加工食品はリンが多く、リンによって亜鉛の吸収が阻害されます。
亜鉛は牡蠣、レバー、カシューナッツなどに多く含まれています。
ビタミンEには女性ホルモンの分泌を助ける、血流をよくする、過酸化脂質の発生を防ぐ働きがあり抜け毛対策に役立つ栄養素です。
女性ホルモンには髪の成長周期を長くする、髪の成長を助ける働きがあります。
更年期や自律神経の乱れなどで女性ホルモンの分泌が乱れている女性が少なくないので、ビタミンEで整えましょう。
血流がよくなることで髪に栄養が届きやすくなり、髪の成長が促されます。
ビタミンEが多く含まれる食べ物は、ナッツ、かぼちゃ、オリーブオイル、アボカドなどです。
脂溶性ビタミンで油と一緒に摂取すると吸収がよくなります。
女性は毎月生理があり貧血ぎみです。
鉄分は抗酸化と関係していて、貧血になると抗酸化力が低下して皮脂が酸化し、髪が抜けやすくなります。
鉄分はレバー、ひじき、ほうれん草、かつおなどに多く含まれています。
ヘム鉄と非ヘム鉄があり、動物性食品に含まれているヘム鉄の方が吸収がよいです。