洗髪やブラシでとかす度に大量に抜けて、お風呂の排水口に髪が山のように詰まってしまうので、禿げてしまうのではないかと心配になります。
妊娠中は気にならなかったのに、どうして産後に抜け毛が増えてしまうのでしょうか。
その原因のひとつに、ホルモンバランスの崩れがあります。
妊娠中は女性ホルモンで満ちていて安定していましたが、産後は急激にそのバランスが崩れます。
抜け毛だけではなく、肌荒れなどの不調を感じる女性は少なくありません。
髪の毛は女性ホルモンの影響により生えてくるので、女性ホルモンが減っている産後の時期には生えるより抜ける方が早く、髪のボリュームもなくなってしまいます。
対策として、産後は24時間赤ちゃんと寝て起きての生活になるので、赤ちゃんが寝ている時は一緒に寝て無理せず体を回復させることを優先的にします。
また、抜け毛の原因にあるのは頭皮の乾燥です。
自分のことは後回しになってしまいがちですし、出産で女性ホルモンが減ってしまっている産後は肌だけではなく頭皮も乾燥していると考えられます。
抜け毛対策には、産後の女性には保湿成分を含む頭皮用の美容液なども有効です。
そして最後に考えられる原因としては、鉄分不足があります。
女性は出産の時に量に差はありますが出血をします。
少ない人でも数百ミリリットル出血するので、そこから貧血になり、その貧血が髪に影響を与えてしまいます。
貧血は産後の抜け毛の大きな原因のひとつです。
髪や爪といった末端の細胞は貧血から栄養不足で維持できなくなり、抜け落ちたりひび割れたりするのです。
出産時だけではなく、産後は赤ちゃんに授乳することでより貧血が進んでしまいます。
母乳は女性の体内で血から作られているので、赤ちゃんに授乳し続ける限り産後の女性は慢性的に貧血になってしまいます。
鉄分は食品から摂取することも出来ますが、産後の女性に必要量を食品だけで摂取するのは難しいです。
育児で忙しい中では余計にそうなりますね。
なので、対策としては鉄分のサプリメントを摂ることが一番です。
このように、産後の女性の抜け毛の原因は、出産後に女性ホルモンバランスが崩れることと、頭皮の乾燥、鉄分と大きくわけて3つがあります。
産後の女性は授乳しなくても鉄分不足という人は非常に多いですから、食生活だけではなくてサプリで足りない分を補うということも産後の抜け毛対策には重要になってきます。
授乳中の女性でも安心して摂れるサプリも多く販売されています。