中高年になってくると女性は分け目の地肌が目立つようになってきて、抜け毛が増えたり薄毛になったりなどの髪の悩みを抱えている方もたくさんいます。
同じ分け目をずっと続けているとその部分に負担が掛かってしまって頭皮が傷みやすくなり、抜け毛や薄毛の原因になってしまいます。
ドライヤーを当てて乾かす時にいつも同じ分け目だとその部分をきれいにセットしようとして引っ張られてしまいますから、どうしても頭皮への負担が大きくなってしまいます。
朝のスタイリングも同様で、同じ分け目できれいにセットしようとすると引っ張る物理的な刺激とヘアケア剤の重みによって、同じ箇所にずっと負担が掛かることにより、頭皮にダメージを与えてしまいます。
また、同じ分け目でずっと結んでいる場合には引っ張られる負荷が分け目や生え際に大きくかかり、牽引性脱毛症という同じ部分が長期間引っ張れることが原因による薄毛もあります。
そして、地肌が紫外線の影響を大きく受けてしまいます。
分け目の部分は紫外線から保護してくれる髪の毛が少なく強い刺激を受けてしまいます。
それにより、頭皮の細胞などがダメージを受けてしまって、健康な頭皮環境を維持できなくなり分け目の部分から薄毛になってしまします。
つまり、同じ分け目を長期間続けていると薄毛の原因になり、これは中高年の女性だけでなく若い女性にも起こりうることです。
分け目の薄毛対策をしていくには、こまめに分け目を変えてあげるのが有効です。
2、3日おきくらいに分け目の場所を変えるようにして、どんな分け目にでも合う髪型にするのが良いでしょう。
また、薄毛が気になる場合には髪を強く結ばずにふんわりと引っ張らないように気をつけて、長時間髪を結ばないようにするのも得策です。
毎日のシャンプーやスタイリング剤の成分が強すぎると、分け目の薄毛も進行しやすくなります。
なるべく頭皮に刺激のない成分でできたものを使用して、頭皮と髪をいたわるようにしましょう。
最近は女性専用の育毛剤も多数販売されていて、分け目の薄毛専用のものもありますから、それらを活用して頭皮ケアをしていくのがおすすめです。
また、紫外線は頭皮だけでなく髪の毛を乾燥させたりダメージを与えてしまいますから、紫外線量の多い季節には防止や日傘なので紫外線対策を行ったり、スプレータイプのUVカット剤を使用するのが良いでしょう。
分け目をこまめに変えることと髪を引っ張る髪型にしないこと、低刺激のヘアケア剤を使うこと、紫外線対策を行うこと、これらは分け目の薄毛対策に重要なポイントですから、実践していくようにしましょう。