3年ほど前の38歳の時に、急激な薄毛を体験しました。
それまでは髪の毛の量も太さも一般的で、何も悩みはありませんでした。
それどころか、パーマもカラーリングもしたことがなかったので、年齢のわりにツヤがあり「髪がキレイだね!」と良く褒められていたくらいです。
自分でもひそかにチャームポイントだと自慢に思っていました。
それが、ある日ふと鏡を見た時に気づいたのです。
「あれ?地肌ってこんなに見えていたっけ?」と。
当時は肩まであった髪を後ろで一つに束ねるのがお気に入りのヘアスタイルでした。
毎日同じように結んでいたので、もしかして髪が引っ張られて抜けやすくなってるのかもと最初は軽くそう思っていたくらいで、あまり気にしていませんでした。
それが一週間経ち、一月経ち、と日を追うごとに明らかに確実に髪の毛が薄くなっている状態でした。
はっきり気づいた時に、背すじがゾワッと寒くなりました。
あんなに自慢にしていた髪の毛がどうして?しかも一本一本が細く、切れやすくなっていました。
原因にはっきりと心当たりがあったことが唯一の救いでした。
当時経営していたインテリアショップの経営が徐々に苦しくなり、支払いに追われる毎日を過ごしていたのです。
あまりにも思い悩みすぎて、体重はかなり落ちていました。
そんな強度のストレスが髪の毛にまで影響を及ぼし始めていたのです。
それをキッカケに、体を痛めるほど思いつめていたことを初めて自覚しました。
その後ショップを手放し、ストレスから解放されると同時に少しずつ髪の毛のコンディションが良くなり、今では元どおりの健やかな髪に戻りました。
それからは、定期的に髪の毛をチェックするようになりました。
手で触って少しコシやハリを感じなくなったら疲れのサインだと思って、ゆっくりリラックス出来る時間を意識して作っています。
髪の健康は心と体の健康であることを身をもってした経験でした。